冷蔵庫が壊れかけている。
今の冷蔵庫は購入してから8~9年経っているので、そろそろ寿命なのだろう。

ここの所、色々なものが壊れているので今年は大きな買い物はちょっとしんどい。Y田電器の安心サポートに入っているので取り合えず明日修理に来てもらうことにした。

今の冷蔵庫は2代目で買い換えたのは娘がまだ2歳の頃だっただろうか…一代目は製氷機が付いていないタイプだったので買い換えた当時、娘は製氷機の音でよく泣いた。


女の子  「なんかいる。 ガタタン!って!」


未知の音に怖がる娘。
キッチンと寝る部屋が近いので寝ていても目が覚めてしまうほど。
あまりにも怖がるので私は考えた。



笑い  「大丈夫だよ。冷蔵庫の中にね、小さなおじさんが居て今氷を作ってるんだよ。氷大好きでしょ?」

女の子  「おじさん? いるの? こおり ちゅくってるの?」

笑い  「そうだよ。明日になったらまた氷がいっぱいになってるからね。おじさんにがんばってもらおうね!」

女の子  「うん。こおり たべおうね。」



遠い記憶なので定かではないんだけど、まだ言葉が片言で…可愛らしい話し方をしていたと思う。

すっかり「氷のおじさん」が定着して…娘も大きくなって誰もが「氷のおじさん」について話する事はなくなった。サンタでさえばれてしまっているのだから「氷のおじさん」を信じている訳もない。



落ち込み  「参ったなぁ。冷蔵庫もう無理かも。」

女の子  「うん、氷ぜんぜん作れなくなっちゃったね。おじさん疲れちゃったかな?」


なんと娘の口からおじさんの話が…。


笑い  「女の子ちゃん、まだ信じてたん?」

女の子  「え?信じてるっていうか…。おじさんが居た方が楽しいじゃない?」


少し嬉しくなった。
明日、修理に来て直るといいな。

いや、治るといいな、だな!




そういえば…私はこの他にも「ぴぴぴのおじさん」や「ブロッコリーの魔女」の話を子供達にしてきている。

その話はまた今度。